fixyou2005-11-06

(現在4:20頃)今日も眠いの押し殺してネットしてます・・・もう完全に中毒〜(・A・)でも最近ブログをよ〜く考えながら書くのが楽しい。自分の気持ちを隠さずに記すことができるからかな。

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

やっと読み終えた。最後100Pくらいは先が気になって一気に読んだ。1日この本に費やした、と言ってもいいかも。犯人が親のマイホームローンから借金取りに追われ壮絶な人生を送ることになったあたりが一番印象に残ってるかな。もし自分が同じ目にあったとして、精神的にその苦痛から耐え一から人生をやり直すことができるかと問われたら・・・そんな自信ない。そういう意味ではこの犯人の精神力の強さ・計画の緻密さから見える頭の良さは、並大抵のものじゃない。 と思うと同時に、殺された女性、貧しい母子家庭で幸せを手にしたしたいが為にクレジットローン地獄へと陥ってしまった彼女の人生にも共感できるところがあった。 他人の戸籍を奪って人生をやり直す為に、人を殺してしまうしかなかったというのはとても重く悲しい。この後、犯人は何を思い、どう生きるのだろう。