2006-04-29 苦しい 秘密 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/05/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 220回この商品を含むブログ (399件) を見る(ネタバレあり!)読み終えました、秘密。前半は登場人物の行動やら言動に?を抱くところがかなりあったりしたんだけど、後半は先が気になって一気に読めた。私にしてはかなり早いペース。でも、平介側の視点から描かれる本作は読んでいて気持ちが苦しかった。しかも、あの終わり方。直子が一生藻奈美として生きていくのが一番いいんだと思って決断したことは分かる、でもそれが平介に分かってしまった以上描かれない彼の今後を思うといたたまれない。彼は直子と分かっていながら彼女が他の男の妻になることを認めることができるのかな。こういうどんでん返しはちょっとなぁ。何だか後味が悪いです。